TECHNOLOGY技術情報

ADVANTAGE日通電の強み

高い技術力により、開発から生産を一元管理することで
「品質の日通電」を具現化しています。

製品設計・材料選定・CAE解析・試作評価・製品化の全域に専門家を配備。設計・開発から生産に至るまで、全工程を自社管理することで、市場・製品ニーズに対して的確なレスポンスが提供でき、より迅速な製品化を可能にしています。

提案材料選定・製品設計・金型製作・品質評価・生産-01 提案材料選定・製品設計・金型製作・品質評価・生産-02

PICKUP TECHNOLOGY日通電の技術

超精密射出成形技術

超精密射出成形技術

サブミクロンオーダーに
応える超精密射出成形技術。

多心光コネクタのキーパーツとなるMTフェルール(※1)の射出成形には、外径125μmの光ファイバが挿入される穴の位置精度を1万分の1mmというサブミクロンオーダー(※2)の制御が必要です。
これに応えられるのは、プラスチック射出成形・金型調整・寸法測定の3つの超精密技術があるからに他なりません。

※1:本製品は住友電気工業株式会社に商権があります。
販売は住友電気工業株式会社からとなります。

※2:サブミクロン:スギ花粉の1/10、ウイルスと同サイズ。

射出成形品要求精度
射出成形品要求精度
■ 樹脂流動解析
  • 樹脂流動解析-1
  • 樹脂流動解析-2
  • 樹脂流動解析-3

材料選定技術

材料選定技術

耐候性・耐熱性など
用途に応じた
最適素材を選定。

耐候性が要求されるクロージャをはじめ、屋外用接続箱・超精密射出成形品・大型射出成形品など、多岐に渡る開発実績を通して「材料選定」のノウハウを蓄積。用途や使用環境に適した材料を選定することで、お客様満足度の高い製品をご提供しています。

■ 材料選定事例 (熱対策キャビネット:N-PAS)

特殊プラスチック材料の採用により、太陽光の赤外線を反射し熱の吸収を抑え(熱吸収量:一般樹脂約50%・N-PAS約5%)、BOX内部の温度上昇を抑制。真夏環境でも内部温度を50℃以下に抑えられるため(※3)、放熱ファンレス・メンテナンスフリーでの運用が可能です。

※3:外気温38.9℃、日射量917W/㎡、内部熱源11.3W、筐体Lサイズの試験結果。

  • [N-PASの構造]

    N-PASの構造
  • [屋外設置時のBOX温度比較]

    屋外設置時のBOX温度比較

光配線設計技術

光配線設計技術

作業負担軽減を
実現する
プレ配線製品を提供。

当社は長年培った射出成形技術と光ファイバの配線設計技術を融合させた『プレ配線製品』を得意としています。プレ配線製品のメリットは「小型化・高密度化・作業性向上」と、これらの効果によるお客様の作業負担軽減・コスト低減です。コネクタ・アダプタ部品の製造技術やコネクタ結線技術を持つ当社だから提供可能な高品質な製品です。既存製品のみならず、お客様のご要望に合わせた新たなプレ配線製品も開発可能です。

■ プレ配線製品の効果

クロージャや光接続箱等へ光スプリッタやコネクタ付き心線の実装をあらかじめ工場で行い出荷するものです。現地での取付・配線作業が不要となり、作業時間が短縮できます。また、光スプリッタのテープ心線の単心分離処理、FOコードの外被除去などファイバ周りの繊細な作業工程を省略でき、作業者様の負担軽減にも貢献します。

[プレ配線製品]

プレ配線製品
小型化・高密度化・作業性向上
プレ配線型光接続箱
■ プレ配線設計の開発事例
  • [case:01]

    狭所にも活用可能な8分岐光スプリッタを搭載した超小型モジュール。

    • 小型化
    • 高密度化
    • 作業性向上
    プレ配線設計の開発事例-01
  • [case:02]

    現地でFOコード配線が困難な超高密度パネルに工場でプレ配線を施すことで、高密度かつ高品質な製品を提供。

    • 小型化
    • 高密度化
    • 作業性向上
    プレ配線設計の開発事例-02
  • [case:03]

    光ファイバの許容曲げ半径を確保しつつ、小型化したモジュールを実装し世界最小クラスの24心光接続箱を実現。

    • 小型化
    • 高密度化
    • 作業性向上
    プレ配線設計の開発事例-03
  • [case:04]

    クロージャ内に映像用・通信用の複数の光スプリッタを搭載。光ファイバを編み込んでテープ化することで施工時の煩わしい現地配線を省略。

    • 小型化
    • 高密度化
    • 作業性向上
    プレ配線設計の開発事例-04 プレ配線設計の開発事例-04 プレ配線設計の開発事例-04
    プレ配線設計の開発事例-04-02 プレ配線設計の開発事例-04-02
  • [case:05]

    プレ配線化された小型化モジュールを高密度実装することで、同等サイズで約2倍の収納密度を実現。

    • 小型化
    • 高密度化
    • 作業性向上
    プレ配線設計の開発事例-05-01
    プレ配線設計の開発事例-05-02

大型射出成形技術

大型射出成形技術のイメージ

レドックスフロー電池※5
高精度の大型部品を供給

当社では、通信用土木製品・光ファイバ配線部材・光通信向け超精密射出成形部品などの開発・製造において蓄積された知見を活かし、新市場にも積極的に挑戦しています。長寿命で知られるレドックスフロー電池には、20年のシステム耐久性が求められ、使用される部品は長期信頼性と高い寸法精度が要求されます。当社では、製品サイズが1mを超える大型でかつ薄型の射出成形部品でありながら、反りを含み厚さ方向で数十ミクロンオーダーの寸法公差を達成。開発速度が著しい新市場においても、豊富な経験による射出成形材料提案、流動解析による金型設計技術提案は、お客様より高い評価を得ています。

※5:本製品は住友電気工業株式会社に商権があります。販売は住友電気工業株式会社からとなります。

[セルスタック(液体環流型セル)の構造]

セルスタック(液体環流型セル)の構造

[フレーム樹脂成形の流動解析イメージ図]

フレーム樹脂成形の流動解析イメージ

日通電の技術を支える「射出成形技能士」

当社の技術力を強みとした製品開発には、プラスチック射出成形技能士の存在が大きく関与しています。
当社は技能士の育成をはじめ人材への投資を継続し、技術の日通電を継承していきます。

特定技能検定合格詔書-01
特定技能検定合格詔書-02
  • 特級技能士

    特級技能士

    5名

  • 1級技能士

    1級技能士

    5名

  • 2級技能士

    2級技能士

    9名