設立以来、通信インフラ構築に不可欠な製品開発に携わってきた当社は半世紀を超える歴史の中で培ってきた樹脂射出成形技術と情報通信産業の発展に伴い導入された光ファイバ関連技術を融合し、住友電工グループの中で確かな地歩を築いてきました。
その実績はさまざまな表彰と高い評価を得ている製品群により証明されています。
進化する情報通信社会のニ-ズに応える当社は、基幹となるデータセンタから、お客様ひとり一人のご家庭をつなぐ情報インフラを、トータルにカバーする豊富な製品群をラインナップしています。主力の光 クロージャ・光キャビネット・光コネクタなどの光接続部材では、国内トップクラスのシェアを誇っています。
近年、データセンタやネットワークセンタにおける通信配線の大容量化に伴い、MPOコネクタに代表される多心コネクタの需要が急速に増加しています。その品質・性能を左右するのがサブミクロン単位での精度が要求される超精密樹脂射出成形品の「MTフェルール」です。当社は、世界最高品質を誇るコネクタ部品製造技術を確立しています。
当社は設立以来、情報通信インフラ市場において、通信用土木製品から光ファイバ配線部材、光通信向け超精密射出成形部品まで、使用環境・使用目的に合わせて多種多様な製品開発に取り組んできました。当社が一年間に世界に供給する光クロージャ・光キャビネット・光コネクタ等の光接続部材が担う光ファイバ接続数は1億接続に相当し、世界中の情報通信ネットワークを支えています。
当社では、樹脂射出成形業務に携わる社員の内、約半数(30名中14名)が「プラスチック射出成形技能士」の国家資格を有しており、内5名は最上位・最難関の「特級技能士」を取得しています。言うまでもなく、樹脂射出成形に携わる多くのプロフェッショナルの存在が、当社の“ 技 ”を支えています。
樹脂射出成形に関わる企業にとって環境問題への取り組みは喫緊の課題です。全社的に省エネ、CO2削減に取り組むとともに、製造面では廃棄物削減、リユースの促進を進め、製品ではプラスチック梱包材の削減やバイオプラスチック材の採用など、さまざまな取り組みを通して、住友電工グループの持続的成長に貢献します。
